最新情報

2025


星空情報(6月)  
星空情報(5月) 星空情報【ギリシャ神話英雄の星座・・・ヘルクレス座】
梅雨に入る前、午後8時頃に東の空を見上げると、ヘルクレス座が目に入ります。星座には明るく目立つ星はないのですが、Hの字を横に寝かせたような星の並びが目印です。

上の図の黄色の線で示したような形です。ヘルクレスはギリシャ神話で12の難題をやり遂げた英雄ヘラクレスのことです。 ヘルクレス座の中で一番明るい星が水色の星印の所にある3等星“ラスアルゲティ”です。脈動変光星といって、星が膨張と収縮を繰り返し、それに伴い明るさも変わる星です。大きな時には太陽の数百倍にまで達し、それを太陽の位置に置くと、地球はその中に入ってしまうほどの大きさになります。
また、黄色の星印のところにはM13という星の大集団(球状星団)があります。50万個もの星々がボールのような形に集まった姿が見事です。
M13(天文館)
星空情報(4月) 星空情報【上弦の月と下弦の月】
月の形が半月のとき、「上弦の月」あるいは「下弦の月」と言い、地球を中心に太陽と月との位置がちょうど90度開いたことになります。
 では、右のような月はどちらでしょうか。答えは上弦の月です。月が西に沈むころ、明暗の境目(弦)が上を向くので上弦の月と言います。太陽の光が右から当たるので右半分が明るくなります。今月5日が上弦の月です。逆に下弦の月は太陽の光を左から受けるので左半分が明るく、沈むときは弦が下になります。今月21日が下弦の月です。
上弦の月の時、タイミングがいいと「月面Ⅹ」が見られます。クレーターの影で「Ⅹ」の文字が浮かび上がる珍しい現象です。5日(土)の夜がチャンスです。ぜひ天文館の望遠鏡で「月面Ⅹ」をご覧ください。

  戻る

2024